冬でも要注意
ミヤコ消毒の佐藤です。
今回は冬のシロアリについてです。
年末の大掃除、シロアリの被害を見つけた方もいるのではないでしょうか。
シロアリも虫だから冬は動かない、見つけたシロアリを駆除したからもう平気だろう。
これは大きな間違いです!!
シロアリの食害は絶え間なく進んでいきます。
ただし、シロアリが1年中まったく同じ動きをしているかというと そうではありません。
寒いときには動きが鈍くなり、冬眠に近い状態で活動をやめる個体もいます。
では、日本のシロアリは何度くらいになるとその活動を止めてしまうのか
シロアリが活動できなくなると言われている温度は
高温では40℃以上
低温では-10℃以下(理論上)
こちらの気温でシロアリの動きは鈍くなり、コロニーの拡大が停滞すると言われています。
ただし、シロアリは温度変化に合わせて色々と工夫をしてほぼ一年中活動を続けています。
日本に生息している代表的なシロアリ2種類の環境対応方法はこちらとなります。
1、イエシロアリ
イエシロアリは、外気温の変化にあわせて巣内部の温度をある程度一定に保つ方法をとります。夏場の高温では 巣の中に水を運び、気化熱を利用して巣の内部温度を低下させます。逆に寒いときは、巣の壁を厚くして外気温よりも高い温度を維持します。
2、ヤマトシロアリ
ヤマトシロアリは、生息場所を季節にあわせて変えます。同じ場所にじっとしていることはほとんどありません。そんなヤマトシロアリは気温が下がってくると、高温多湿となる場所を探し移動します。
建物南側の日が当たる場所やコンクリートでできた土間の下、温水器などの暖かくなる場所、浴室周辺、のような場所が狙われやすいです。
と、見えないところでシロアリも色々と工夫をして生息をしています。
部屋の中など表面的に見つけたシロアリは巣のほんの一部の可能性があります。
シロアリは見つけた時が駆除をするベストなタイミングです。
暖かくなってからでいいや、は大きな間違いです。
少しでも不安なことがあれば一度ミヤコ消毒へご相談ください。