ミヤコ消毒のダニ駆除
ご依頼の多い屋内におけるダニの駆除では、床や畳、ソファーなど生息の多い場所への薬剤による直接の噴霧処理と、狭い隙間など室内全体へ薬剤が行き届くよう空間への噴霧処理を用いて駆除を行います。
作業中ならびに作業終了後2時間程度は室内に立ち入ることはできません。
また、2時間以上経過後に入室の際には、室内の換気を十分に行って頂いております。
ミヤコ消毒では駆除以外にダニの検査なども行っております。
吸血・刺咬被害、アレルギーの原因物質となるダニ。
室内に被害を及ぼすダニが生息しているのか、同定検査による確認も重要です。
ダニの種類・生態
屋内塵性ダニ類の繁殖条件として、約20~30°Cの温度、約60%以上の湿度、カビ類などの餌、などがあげられます。
以上の事からダニを予防する上で重要なことは、
・高温多湿の環境を作らない
・餌となるホコリ等をこまめに掃除して取り除く
の2点です。
6月~8月頃など繁殖条件が整った状態が長く続くと、ダニが爆発的に繁殖する恐れがありますので十分な注意が必要です。
イエダニの特徴・生態
成体の胴長は約0.7㎜ですが、吸血すると1㎜以上になります。ドブネズミやクマネズミ等から吸血し、これらの巣の中や体表に多く見られますが、人からも吸血し、激しい痒みの原因となります。
大量発生した場合やネズミ駆除等により吸血源がいなくなった場合に、人への被害も増加します。
ワクモの特徴・生態
成体の胴長は0.7㎜から1.0㎜でニワトリの害虫として有名ですが、ハトやスズメ、ムクドリなど他の鳥からも吸血し、これらの巣等に多く見られます。
人からも吸血し、激しい痒みの原因となります。
大量発生した場合やヒナの巣立ちなどにより吸血源がいなくなった場合に、人への被害も増加します。
ケナガコナダニの特徴・生態
成体の胴長は0.3㎜~0.4㎜で、屋内で普通に見られるダニですが、特に高温多湿の時期に大量発生して不快害虫となることがあります。発生源は乾燥食品や畳などです。
コナヒョウヒダニの特徴・生態
成体の胴長は0.3㎜~0.4㎜で、ヤケヒョウヒダニとともに屋内塵中から最も普通に検出されるダニです。
ケナガコナダニのように大発生する事はありませんが、死骸や脱皮殻の粉砕物、糞等が喘息などのアレルギー性疾患のアレルゲンとして重要視されています。
人のフケや垢、食物残渣を餌としていますので、これらが溜りやすいカーペットやふとん、ソファー等に多く見られます。
ヤケヒョウヒダニの特徴・生態
成体の胴長は0.3㎜~0.4㎜でコナヒョウヒダニとともに屋内塵中から最も普通に検出されるダニです。
ケナガコナダニ同様に大発生する事はありませんが、死骸や脱皮殻の粉砕物などがアレルゲンとして重要視されています。
コナヒョウヒダニと比較するとさらに高い湿度環境を好むようです。
ハマベアナタカラダニの特徴・生態
成体の体調は約1㎜、もともとは海岸の岩上の草地で多く見られたダニですが、近年、ビルの屋上や壁面、家屋の塀や外壁などで多数が徘徊するのを確認されるようになりました。
4月下旬から6月にかけて見られ、派手な赤色をして早く動き回りますので、よく目につきます。
生態等については不明な点が多くですが、生息時期が過ぎれば放っておいてもいなくなってしまいます。
ツメダニの特徴・生態
主に畳や布団、じゅうたんが発生源の刺咬性ダニです。特に7月から10月頃に被害が集中する傾向にあります。
被害が集中する主な原因として、ツメダニが好むコナダニといわれるダニの繁殖が挙げられます。
ちょうどこの時期にコナダニが発生しやすく、コナダニ類を餌とするツメダニの活動も活発になるためです。
トリサシダニの特徴・生態
名前の通り野鳥や鳥の巣が発生源の刺咬性ダニです。軒下等に鳥の巣があるとトリサシダニが発生する場合があります。
トリサシダニの被害を抑えるには、鳥の巣を除去する必要があります。
ヒゼンダニの特徴・生態
疥癬(かいせん)とも呼ばれています。人の皮膚の角質層内に寄生し、穴を作り卵を産みつけるダニです。
患者と直接、間接接触ともに感染する非常に厄介なダニの一種です。施設などでは集団感染が起こることもあります。
感染から発症までは一カ月程度の潜伏期間があるといわれ、発症した場合には激しい痒みが全身に見られます。
集団感染を防ぐ意味でも早急な駆除・防除作業を行う事をお勧めします。